池波正太郎の旅

　久しぶりの更新。

　というわけで上田編（？）を終え、次の目的地の長野へ。

　『五明館（ごめいかん）は私の定宿となってしまうほど清潔で食事がうまくて、人懐かしげな宿で、この五明館が経営している銀扇寮（ぎんせんりょう）で食べさせるものはみんなうまい。』

　この「五明館」、池波先生が長野に滞在する時には、必ず宿泊したというほど贔屓にしていた旅館らしいのですが、旅館業は数年前に廃業（長野五輪と長野新幹線開通の乱開発で廃業した老舗旅館は意外と多いそうです・・・）して、今はレストランのみの営業になっております。

　その格式あるドアを開けて店に入ると、執事然としたマギー司郎似の初老の男性（おそらく社長本人）が出迎えてくれて、ここしばらく上田の無愛想な店員ばかり見てきたせいもあるのですが、歴史ある名店らしい丁重な対応に感動すら覚えました。
　やはり、これが本来あるべき姿だよなぁ・・・。
　客層も、店に合った品の良い年配のご夫婦が多かったかな？

　今回は池波先生がお気に入りだったというカレー（1,200円）を食しましたが、カレー専門店とはまた違う洋食屋さんの上品なカレー（キーマカレー風）に大満足。

　会計の際に池波正太郎ゆかりの店巡りをしていることを伝えると、『先生はフルコース食べられた後に、先ほどのカレーを召し上がったんですよ。』と、いたずらっぽい笑顔で話されたのが印象的でした。

　雰囲気や味付けは最近の若者向けではないかもしればせんが、また利用したいと思わせる料理にサービス。広い年代にお勧めしたいお店ですね。

今日から夏時間

　１６日の米ＦＯＭＣ政策金利発表、１６～１７日の日銀金融政策決定会議。
　この２大イベントに合わせて、今週は短気筋の突撃で荒れるのかな？

　日本の国内情勢を考慮すれば、本当はもっと円安にならなければいけないのに、ここ半年くらい、というか前・財務大臣の円高容認発言以降、モロに狙い撃ちにされてるって感じですね・・・。
　しかも、今の財務大臣は経済素人だし。

　余談ですが日本以外の国では、自国産業を守るために自国通貨”安”政策を行っております・・・。

某元職の家業

　［日経、初の赤字＝広告落ち込む－09年12月期］

　日経に限らず国内の主要紙はどれも似たような状況らしいですが、そんな中で信濃毎日新聞が”地方紙の雄”として１ヶ月くらい前の東洋経済誌で紹介されてましたね。

　信毎が好調な理由として長野県民の議論好きが挙げられておりましたが、いや、そんな小難しい理由じゃなくて、もっと単純にご近所の訃報とか地元の行事とか、田舎は色々と大変なだけではないかと。
　お悔やみ欄に同じ選挙区の人がいたら弔電を送りつけ、選挙区内でイベントあれば祝電を送り付けなきゃならん職業だってあるわけですよ！（笑）

　まぁ、そんなこんなで税金から文書交通費が月額６０万円・・・と。

御神木が・・・

　鎌倉は鶴岡八幡宮といえば、この樹齢1000年の大イチョウ。
　朝方の大風で倒れたと聞いて、３年前の写真フォルダから写真を引っ張り出してきましたよ。

　たしかこの時はPASMOができたばかりで、どこまで行けるのか思いつきで鎌倉へ行って大仏さんの写メを仕事中の彼女に送りつけて帰ってきたんだっけか。そしてその半年後にサブプライムショック、と。いやぁ、懐かしい。

　荒天ならともかく、先の金融危機で受けた傷跡は私自身にも大き過ぎますよ・・・。

美鳥の日々

　長野県・大澤酒造の純米酒『 明鏡止水（めいきょうしすい） 』
　奈良県・八木酒造の梅酒『 美鳥（びちょう） 』

　いずれもここ数年私がはまっている日本酒なんですが、こうして並べて名前を書くと、あからさまに当時何にはまっていたのかが判ってしまう銘柄ですな・・・。（苦笑）

　まぁ、２銘柄ともウケ狙いで飲み始めたとは思えないくらいに大当たりのお酒ではありますが、美鳥梅酒の方に問題が浮上。
　最近どこのショップでも売り切れのまま入荷しないと思っていたら、既に生産終了、廃盤になっていたことが発覚！

　酒粕焼酎でじっくりと漬込み、まるで黒糖のような甘さと濃厚さ、そして個性的ともいえる芳醇な味と香りがお気に入りだったのに、残念です。

　今ストックしているのは720mlと1.8L瓶が１本ずつ。
　これが切れたらみどり・・・もとい、美鳥（びちょう）ともお別れか・・・。
　寂しいものです。

　なんとか再販してもらえないものでしょうかねぇ？八木酒造さん。